木のアクセサリーにこめる想い
「自然を磨く」「自然を身に纏う」
私は、歴史ある自然豊かな街 奈良に住んで居ます。
寺院、古い町並み、公園などに囲まれ植物をたくさん目にします。
時折、自然物の造形に目を奪われることがあります。
植物の葉っぱの形や蔦の伸びるうねり具合、
まるで誰かが色を丁寧に調合したかのような色彩、花の造形。
川へ行くと、水の力で作られたまあるい形の石。
夜になると澄んだそらに見える月は私達をやさしく照らし
いつも幸せな気持ちにさせてくれます。
そんな身のまわりにあるやさしい自然物の造形をデザインし、
上質素材(木、バッファローホーン、silver、天然石)で付け心地のいいアクセサリーをつくっています。
遊び心と価値観を持った大人の女性にゆっくりと味わっていただきたいと想っています。
提案
あなたに似合う色のプレーンな洋服に
植物の造形をモチーフにしたネックレス
リズミカルに並んだ小石の形のチョーカー
木の実をついばむ小鳥のブローチ
それぞれにストーリーを持った木のアクセサリーを添えて完成させて下さい。
そして、その付け心地と丁寧なつくりを味わって下さい。
素材について
磨きこむほどに輝きを増す緻密で重厚な天然素材「黒檀(黒木)」
メインのパーツである黒檀(ebony)は東南アジアとアフリカの一部に育っている柿の木のなかまの木です。
黒い色が特徴で成長するのに非常に時間がかかる為、目がつまっていて硬く細かい細工が出来磨くと金属のような輝きが出ます。
仕上がった後も木自体に油分を持っているため使うほどに、輝きを増し耐久性も備えた貴重な素材です。主に楽器や高級な家具などに使われています。
染め物をする為に訪れていたジャイプールで偶然黒檀を見つけ、加工するクラフトマンに出会うことができました。デザインしたものを手振り身振りのコミュニケーションを取りながら、何度も工房を訪れようやく形にしてもらうことが出来ました。
天然素材ならではの深みある艶と透明感が美しい「バッファローホーン(水牛の角)」
明るい色の素材を探していて見つけたバッファローホーンとはベトナムで出会いました。
ブバルスブバリスという品種でベージュ系と黒の2色がありベージュ系の方を主に使っています。
白い部分と茶色い透明な部分とが混ざり合った魅力的な素材です。
ホーチミンの腕のいいクラフトマンとも出会え品質のいいものを制作してもらっています。
クラフトマン
大切な信頼の置ける作り手達です。
付属の石は黒檀やバッファローホーンに似合う色合いの瑪瑙や水晶を中心に形や大きさを加工してもらっています。
最終仕上げは、日本でオリジナルで組み上げた上質な革紐、絹組紐に銀のパーツをあしらいイメージに合った何よりつけ心地の良いことを心に置いて完成させています。
観るほどに、使うほどに愛着がわいてくるようなものを,制作していきたいと想っています。
designer
吉川惠子 大阪生まれ 大阪芸術大学工芸学科金属工芸専攻卒業
ギャラリー 勤務ののち、麻製品メーカー、照明器具メーカー、ベッドリネン等のデザイナーを経て
2014年自然素材を用いたジュエリーBijoux Keiをはじめる。
主に木(黒檀)バッファローホーンをベースに石、シルバー、革、繊維などを組み合わせたジュエリーを制作。
奈良在住